1872 |
初演:1872年12月2日、ナポリ、サンカルロ劇場
台本:伊訳台本をもとに、アントーニオ・ギスランツォーニが一部書き直し
1872年12月2日からナポリのサンカルロ劇場で《ドン・カルロ》が上演されることになり、ヴェルディは準備と上演に立会いました。この際ヴェルディは一部を改変しています。
主な相違点は三箇所。
第2幕第2場のロドリーゴとフィリッポの二重唱のうち、後半部分を、新たに作成した歌詞で差し替えています。
第4幕第2場のうち、削除されていた暴動の場面を、簡単な形で復活させています。
第5幕のエリザベッタとカルロの二重唱の中間部を短く改訂。
ヴェルディは《ドン・カルロス》を改訂する際には、基本的に最後までフランス語台本を基に作業をしていましたが、この1872年ナポリでの上演のために改訂された部分に関しては、イタリア語の台本に直接作曲しています。
これらの改訂は後に反映されておらず、また今日の上演でも取り上げられることはありません。
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