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1845

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GIOVANNA D'ARCO

初演:1845年2月15日、ミラーノ、スカラ座
台本作家:テミストークレ・ソレーラ
原作:シラ「オルレアンの乙女」

 「ナブッコ」の件でヴェルディはスカラ座、特に支配人メレッリに大きな借りがあり、事実契約があったのですが、中々新作を書こうとしませんでした。そうしてメレッリにせかされて書いたのがこの「ジョヴァンナ・ダルコ」です。
 ジョヴァンナ・ダルコ、つまりジャンヌ・ダルクの伝説は様々なかたちで我々にも親しいものですが、このオペラの物語はかなり独自のものです。シラの戯曲もだいぶ史実からは離れているのですが、ソレーラの台本はそれをさらに娯楽絵巻物にしたようなもので、話の外枠は借りていても精神は丸っきり別物といっていいでしょう。

Caballe,Domingo,Milnes
London Symphony Orchestra
Levine
London,23August-1 September 1972
EMI CMS 7 63226 2


ALZIRA

初演:1845年8月12日、ナーポリ、サンカルロ劇場
台本作家:サルヴァトーレ・カンマラーノ
原作:

 

Cotrubas,Araiza,Bruson
Munchner Rundfunkorchester
Gardelli
Munchen,4-12 March 1983
PHILIPS PHCP-5501-20(ORFEO C 057 832 H)


GIOVANNA D'ARCO
Venezia, Teatro La Fenice, dicembre 1845

初演:1845年12月24日、ヴェネツィア、フェニーチェ劇場

 1845/46年のカーニヴァルシーズンに、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で《ジョヴァンナ・ダルコ》が上演されています。
 この際、ヴェルディはジョヴァンナ役を歌うドイツ人の名ソプラノ、ソフィア(もしくはゾフィー)・レーヴェに、カンタービレ/カバレッタ形式の大アリアを与えています。
カンタービレ部がPotrei lasciare il margineで、カバレッタ部がO se un giorno avessi un dono。歌詞はおそらくピアーヴェによると考えられています。
 残念ながらこの追加アリアの音楽は現在も発見されていません。


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